「恋しちゃった?」のあと私が始めた、自分ケア試行錯誤のリアルな記録
前回の記事で、SNSで出会った人生の師匠(Nさん)のおかげで、私が「母親」や「妻」という役割から解放され、「一人の人間」としての自分に目を向けるようになった、という話を書きました。まるで、自分自身に「恋をし直した」ような、不思議な感覚でした。
今まで見て見ぬふりをしてきた色々なものが、急に気になり始めたのです。この記事は、そんな私が始めた、キラキラとは程遠い、でもすごくリアルな「自分ケア」の試行錯誤の記録です。きっと、あなたにも思い当たることがあるはずです。
オンライン診療。半年続けた「正直な結果」

自分に目を向け始めた私が、まず気になったのは、鏡に映る自分の「顔のたるみ」と「シミ」でした。
「これは、なんとかしなければ…!」
そう思い立ち、手軽に始められるオンライン診療で、皮膚の代謝を促す薬と美白の薬をセットで取り寄せてみることに。
「これで、あの頃の肌に…!」と若干の期待を込めて飲み始めて、早半年。
ここで、正直な結果をご報告します。
気になっているシミは、消えていません。肌が劇的に白くなった、という実感もまだありません。
もちろん、ターンオーバーを促す薬なので、長い目で見れば効果はあるのかもしれません。でも、これがリアル。魔法のように、シミがポロっと取れるわけではないのです。分かってました。でも、自分のために「何かを始めている」という事実そのものが、私のお守りになっています。
シートマスク。でも皮膚科の先生は「待った」をかけた

「とにかく保湿が大事!」と考えた私は、次に定期購入で人気のシートマスクを頼みました。
お風呂上がりにペタッと貼って、スマホを見ながら潤いチャージ。最高の時間!…のはずでした。
ところが後日、テレビに出ていた皮膚科の先生が、衝撃の一言を放ったのです。
「シートマスクは、肌を長時間濡れた状態にしてしまい、かえって肌のバリア機能を弱めることがあるので、おすすめしません」と…
なぬ!良かれと思ってやっていたのに!
代わりにその先生や、同番組に出ていた60代の超美肌の女性が実践していたのが、「化粧水を手で3回、3分おきに繰り返してつける」という方法。肌が本当に求めているのは、一気の水分ではなく、じっくり時間をかけた水分補給なのだと知りました。
では、山ほど残ったシートマスクはどうなったか?
今では、お風呂上がりに体中を拭く、最高に贅沢なボディシートとして活躍してくれています(笑)。これも、試行錯誤の証です。
家庭用脱毛器。未来の自分のための、ちょっとだけ痛い投資

その姿を見て、私も一念発起。放置していた脱毛器を、今度は自分のために使い始めました。
ワキはもちろん、一番の目的はVIOです!
誤解しないでください。誰かに見せる予定は、今のところ全くありません(笑)。
これは、未来の自分への投資。いつか私が介護される立場になった時、少しでもお世話をしてくれる方の負担を減らしたい。自分の尊厳を、最後まで自分で守りたい。そのための、「介護脱毛」なのです。
自宅で、一人ちょっとだけ痛いのを我慢しながら光を当てる時間。
それは、誰のためでもない、未来の自分への、究極のセルフラブの時間です。
【まとめ】「キレイになる」ことより、ずっと大切なこと

オンライン診療、シートマスク、そして介護脱毛(笑)
私の自分ケアは、成功したり、失敗したり、方向転換したりの連続です。
でも、始めてみて分かりました。
大切なのは、「すぐにキレイになる」という結果ではありませんでした。
自分の体に、自分の心に、きちんと時間と手間をかけてあげること。
今日の自分と、そして未来の自分に、思いを馳せること。
その「まなざし」そのものが、私を内側から輝かせてくれる、最高の美容液なのだと、今なら分かります。
あなたも、小さな一歩から「自分ケア」、始めてみませんか?